フランス在住ライターFumikoさんによるフランスコラム

第2回 「パリではヒールを履けない?」パリジェンヌのファッションについて

石畳のイメージがあるパリ。
旅行ガイドブックなどで「パリではヒールを履けない」という文章を目にしたことがある人は多いかもしれない。
意外なことにパリのほとんどの歩道は石畳ではないので、歩きやすい。モンマルトルや、セーヌ河の古い河川敷、コンコルド広場などの一部は石畳だけれど、ピンヒールでなければ多少太さのある低めのヒールなど履きなれている靴なら、問題なく歩けると思う。

確かに観光で来るのなら歩きやすい靴がおすすめだけれど、場所によっては是非ヒールを履いてドレスアップしてパリの華やかな雰囲気を楽しんで欲しい場面もある。
例えば、素敵なレストランやオペラやバレエの観劇に行く場合。
歴史あるパリの5つ星ホテル・シャングリラパリのような内装は珍しくない、そんな時はタクシーを利用するのがスマート。

フランス人の普段のファッションを見ていると、パンツにスニーカーなどカジュアルなスタイルの人が多いけれど週末のパーティーや特別なイベントへ行く時は、きちんとヒールを履いてお洒落をしている。
(普段はノーメイクのパリジェンヌも、しっかりメイクをしている!)

そして、学生などの若い子達は例外として「ある一定のファッションが(日本のように)大流行する」という事は、ほぼ無いのでみんな自分の好みに加え「何が1番自分に似合うか」を考え、それぞれのスタイルを確立していくフランス人が多い。

特に私が感心するのは、素敵に年を重ねたマダムの華やかな装いを目にした時。
ヘアスタイルから色使いまで、その人の雰囲気にぴったり合っていて、さすがフランス人女性!という気持ちになる。
お洒落なツイードのジャケットだったり、美しいスカーフ、ブランドものではないけれどきちんと手入れされている形のよいバッグ、長年大事に使っている様子の靴や時計など…。中でも印象に残っているのが、60歳を過ぎている友人のお母さんが黒いレザーパンツを履いていて、スラっとした脚にとてもよく似合っていたこと。

個人的なイメージだけれど、アメリカやイタリア人女性は、ヘアメイクからネイルまで、ファッションは全身気を抜かずにお洒落をしている人が多い気がする。フランス人女性はその逆で、全力で着飾るのではなく、どこか抜け感やラフさを残したファッションを好む人が多い。かちっとした服装にはスニーカーを合わせたり、メイクをしっかりするならヘアスタイルはナチュラルに、いくつかアクセサリーを付けるならあえてネイルは控えめのカラーで…といった具合に。

エフォートレスだけどエレガントな装いが特徴的な、フランス人女性のファッション。
そんなパリジェンヌのスタイルをイメージさせるような、小ぶりでクラシカルな雰囲気のLipのモデル「アンリエット」を身に付けて、あなたもフランス流の着こなしを楽しんでみてはいかが?

Fumiko
フランス在住。カメラと旅行、街歩きをしながら写真を撮ることが好き。
パリのおすすめホテルやレストラン、フランス&ヨーロッパの素敵なところを紹介するWebサイトを運営しています。
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